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#1 aṃśumat

4. 遠くあれば / Kaori & Mei

再生紙
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ピンクのダスト

Kaori

☆世界を旅する英語コーチ
☆ライフコーチ&カウンセラー
☆狂言を愛する日本語教師

「自分とのつながり」をテーマに、音、食、ヨガのある暮らしを実践中。大学時代にパイプオルガンを、卒業後は狂言の稽古を始めて以来、音(=声+息)を探求している。音のフィールドワークをするのが夢。二児の母。

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ピンクのダスト

My Song Member

Song written by Kaori Nakajo

Kaori Nakajo / Vocal & Piano 

tomomi** / Bansuri   

hiroko seki, sanae kishimoto 、Mei ( Kaori's daughter ) / Main Backing Vocals 

Kumano retreat family / Backing Vocals

Mixed & Mastered by Bayan Fujisawa

ピンクのダスト

Lyrics

「遠くあれば」 コード D 

 

Lokah Samastah Sukhino Bhavantu
  君の声 届くかな


Lokah Samastah Sukhino Bhavantu
  君の声 届くかな

 

 

そばにいるといつも 君の笑顔見てた 
 

離れてもそこには 面影を感じて
 


 

Lokah Samastah Sukhino Bhavantu
  心から 響き合わせ
Lokah Samastah Sukhino B
havantu  心から 響き合わせ

 

 

生まれたてそこには 光だけを見てた
  

存在を感じて 幸せだけ見てる
 


 



そばにいるといつも 君の笑顔見てた  


離れてもそこには 面影を感じて


 

生まれたてそこには 光だけを見てた
存在を感じて 幸せだけ見てる


Om shanti

My Song Story

「遠くあれば」というタイトルは、

万葉集にある

「遠くあれば姿は見えず常のごと

妹(いも)が笑(え)まひは 面影にして」

からお借りしています。

今回初めて曲作りをするにあたって、音が先に届きました。
久しぶりに鍵盤に触れて、聞こえてくる音を追いかけるように
指を動かしました。
神さまを連想させる祝祭的な二長調でした。
その後、この音にどんな言葉を載せたいかを考えていた時に、
浮かんだのがこの万葉集の歌です。

この歌は、遠く離れた旅先から、愛する人の笑顔を思って詠まれたものです。「遠く離れているので、姿を見ることはできませんが、
いつものようにあなたの笑顔は面影となって浮かびます」
という意味です。

コロナ禍にある今をどう過ごすかを想っていた時期だったので、
離れていても大切な誰かが側にいるかのように感じられる
そんな雰囲気が出ればと心を留めて、曲作りを深めてゆきました。

「離れていても空が繋がっている限り、
時空を超えて繋がりを感じることができる、
私たちはそんな存在のはず。」

この曲には、祈りにも似た想いを込めました。

声を幾重にも重ねていくことで、
教会で讃美歌を聞いているような空気感になりました。

この曲ではパイプオルガンは使われていませんが、
インド古典横笛であるバンスリーも、パイプオルガンが背景で響き渡っているかのような空気感を作り出してくれました。
音を重ねてくださった tomomi* * さん、心からありがとうございます。

パイプオルガンは複数の笛でできているような楽器なので、この曲にぴったりだと曲の完成に近づくにつれて気付いていったのも、曲作りの思い出の一つです。

また、今回、CDの録音に際して、娘(Mei)にもコーラスに入ってもらいました。やがて私の元を離れていく彼女の未来を想いながら作りました。
歌詞の中の「君」とは、娘のことでもあります。

録音時は、娘が一生懸命歌う姿を後ろから見守る私、
そんな私を見守るコーラスのSanae Kishimoto さん、Hiroko Sekiさん、
そして現場の全てをしっかりと支えてくれさった藤沢ばやんさんによって、
忘れられない奇跡の時間が流れ、胸が熱くなりました。

最後に。何より、このような機会を用意してくださったGumi さん、進行の全てを円滑に運ぶだけでなく、温かく音の誕生を見守ってくださったTomomi**さん、編集に入ってからもなお最後の最後まで私の全ての要望に答えてくださり、形にしてくださったばやんさん、また熊野で一緒に過ごして一緒に歌った皆さん、朝ワークで丁寧に時を重ねてきた一人ひとりに、心から感謝を込めて、ありがとう。

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